[理事長からの・・  ] 認知症と終末期を考える
2016 / 01 / 31 ( Sun )
(今回の内容は本人が特定出来ない様、状況を少し変えて記載します)

尊いお看取りがありました。
正確には、ほんの少しの時間、お一人になられた間に亡くなられていました

長年、ヘルパーケアをさせて頂いていた障がいの有るA様です。
A様は高齢の妻と仕事が忙しく夜中に寝に帰るだけの子どもと三人で暮らしていましたが、とても自立心が強く不自由な体を抱えながらも他人様に面倒を掛けたくないと身の回りの事を殆ど自分でやろうと過ごしていました。

数年前の有る日、面倒を見ていたA様の奥様が急に体調を崩したので奥様を【小規模多機能ホーム スマイルぷらちな】でケアをさせて頂く事となりましたが、程無くして奥様は亡くなりました。

仕事で忙しく寝に帰るだけの子どもとの生活を周囲は心配してA様は遠方に住む、妹家族の所に住む話しもしました。
実は、その妹さんは立派な施設で働いた経験から「施設入所はさせたく無い」とA様を引取る提案をしましたが、結局A様は寂しさを口にしながらも妻との思い出のある自宅で馴染みのあるBディサービスぷらちなヘルパーの介護を受けながらの生活を選びました。

その後、A様も急激に疾患が進み排泄も上手く出来なくなり気持ちの落込や認知症の症状も出て来た事もあり何回も遠方の妹さんとの同居を検討しつつも結局は殆ど一人のご自宅での生活を選んだのです。

殆ど1人で過ごしているA様に対し、妹さんは、数年前A様の妻をケアした【スマイルぷらちな】の事を口にされる様になりスマイルさんだったら寂しく無いのに・・ と制度上の縛りでA様が【スマイル】を利用できない事を悔やまれていました。

そんな日々を過ごす内に、その日がやってきました。
A様は不自由な体でいつもの様に自分でチーズトーストを作って召し上がり、心配して来てくれた妹さんがAさんの様子を見て問題無いと思い一旦、所用に出かけ、少しして馴染みのヘルパーのケアを受け会話してヘルパーは退出しました。
その少し後に、所用を済ませた妹さんが戻られた時にはA様は先立たれた妻の元へ旅立たれていた という事です。

「他人様に面倒を掛けたくない」と出来るだけの事をやっていたA様らしい最期です。
この様な穏やかな最期と関る度に、お別れはとても寂しいですが、とても素晴らしい人生を最期まで過ごされた事、その関りの中で沢山の事を学ばせて頂けた事に感謝をすると共に、この経験からの学びを少しでも多くの人達へ「恩返しをしていかなくてはいけない」と深く心に刻み、どんな困難にも前に向かって解決に取組もう と決意を強めています。

2/11(木・祝)14時~梅田学習センターLソフィアで行われる【終末期を考える第10弾】では、こうした体験から認知症や終末期について、どこまで伝えられるか分かりませんが、少しでも多くの人達の「安心感に繋がれば」と思ってお話しさせて頂きます。詳細はブログ 事務局から「終末期を考える第10弾/ぷらちなくらぶ15周年記念講演開催します 」2016 / 01 / 21 ( Thu ) のお知らせをご覧下さい。

A様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
00 : 55 : 06 | □旧)理事長のキラキラ物語 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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